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1日の所要量 |
作 用 |
カルシウム |
500〜600(mg) |
体内のカルシウムは、99%骨と歯に、残りの1%が血液などの体液や、筋肉などの組織にあります。この1%のカルシウムが、神経の働きや筋肉運動など、生命の維持や活動に重要な役割をしています。 |
カリウム |
2000(mg) |
カリウムは、細胞の外液に存在するナトリウムとバランスをとりながら、細胞を正常に保ったり、血圧を調整したりして、常に一定したよい体内の状態(恒常性)を維持するのに役立っています。 |
鉄 |
12(mg) |
体内の鉄は、その約70%が血液中の赤血球をつくっているヘモグロビンの成分で、約25は肝臓などに貯蔵されています。ヘモグロビンは、呼吸でとり込んだ酸素と結びつき、酸素を肺から体のすみずみまで運ぶという重要な働きをしています。 |
カロチン |
1800〜2000(μg) |
β-カロテンには、体内でビタミンAに変化し、有害な活性酸素から体を守る抗酸化作用や、免疫を増強する働きがあります。また、LDLコレステロールの軽減作用による動脈硬化予防も期待できます。 |
ビタミンB1 |
0.8〜1.1(mg) |
ビタミンB1は、糖質からのエネルギー産生と、皮膚や粘膜の健康維持を助ける働きをします。また、脳神経系の正常な働きにも関係しています。 |
ビタミンB2 |
0.1〜1.2(mg) |
ビタミンB2は、主に皮膚や粘膜の健康維持を助ける働きをするビタミンです。また、糖質、脂質、たんぱく質を体内でエネルギーに変えるなどの代謝を支える重要な働きもしています。 |
ビタミンC |
0.1〜1.2(mg) |
ビタミンCは、病気などいろいろなストレスへの抵抗力を強める働きのほか、鉄の吸収をよくする働きもします。また、体の細胞と細胞の間を結ぶコラーゲンというたんぱく質をつくるのに不可欠で、これより皮膚や粘膜の健康維持に役立ちます。さらに、抗酸化作用もあり、有害な活性酸素から体を守る働きをすることから、動脈硬化や心疾患を予防することが期待できます。 |
食物繊維 |
20〜25(g) |
食物繊維とは、人の消化酵素では消化することのできない食べ物の中の成分です。食物繊維は、便の量を増やして便秘を防ぐほか、最近では、動脈硬化症、糖尿病、大腸がんなど、生活習慣病の予防に役立つこともわかってきています。 |